ちょっとした体験


盲導犬を連れた方にお話を聞く機会があった。
登録してから実際に出会うまで5年。行動を共にし始めてから4年とのこと。

面白いなぁと思うと同時にびっくりした発言が。
「所詮大した事はできません。犬ですから。」
w(☆o◎)wガーン え?そんなこと言っていいんですか?


で、盲導犬に何が出来るかというと
・曲がり角で一旦停止
・段差のあるところで一旦停止
・障害物をよけて歩く
・道の左端を歩く     この4つだそうだ


上の発言も、もちろん愛情をこめての言葉でしたよ。念のため。
健常者だとなんでもないことが、視覚に障害があるとものすごく大変で、上記の4つがまさにそれ。自分でスティック(ステッキ)を持って歩こうとするとこれが大変なんだが、盲導犬がいるおかげで歩くスピードが何倍にもなったとのことでした。


それともう一つ。盲導犬を連れて行動するようになる前には介助ヘルパー(買物等に一緒に行ってくれる方)さんを頼んでいた時の事、自分の方が乗換えとか詳しいのにヘルパーさんが黙って突き進んで電車を間違えたりすることがあったらしい。面白いのは、ヘルパーさんは絶対に盲目の方に聞いたりせずにわからないと第三者に聞くのだとか。これは無意識に自分より下に見ている証拠?一人の人格として行動が出来るのだということに気をつけないといけませんね。